【レビュー】私の投資の教科書「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」を紹介
こんにちは、はるけんです。
つみたてNISAを活用して、米国株の投資信託に投資しています。
投資歴半年の初心者です。
投資を始めるときに、最初はYoutubeで勉強していましたが、やはり書籍でも勉強したいなと思い、よさそうな書籍を探していました。
そんな私の投資の教科書、ジェイエル・コリンズさん著書「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」を紹介します。
会社に縛られないお金を作るためには?
稼ぐ範囲で使い、余りは投資する。借入金は避ける。
これだけやればお金持ちになれます、というのが本書の大前提です。
お金についての考え方は下記3点。
- レベル1:使うためだけのものではありません
- レベル2:機会損失を考えよう
- レベル3:投資について考えよう
レベル1:使うためだけのものではありません
あなたのお金で何が買えるか?を考えてみてください。
次に、あなたのお金で何が生み出せるかを考えてみましょう。
そして、生み出されたものが、さらに何を生み出せるかを考えてください。
このように考えると、お金は使えばなくなるだけではなく、そのお金が生み出すはずだったものが失われてしまうことが理解できます。
レベル2:機会損失を考えよう
例えば、あなたが現金でクルマを買ったとき、その時の費用は払った費用よりも高いです。
あなたのために働いてくれるはずだったお金が無くなったことで、機会損失が生まれているからです。
レベル3:投資について考えよう
全米株式への投資を考えてみます。
これは、全米の市場で取引されている約3700社すべての株式の一部を所有していることになります。
市場には自浄効果があり、状況が悪化して時価総額が一定レベルを下回れば、インデックスからはずれてしまいます。
外された企業の代わりに、新しく調子のいい企業がインデックスに組み込まれます。
よって、市場は常に成長します。
資産形成の3つの道具
本書では、資産形成の3つの道具として、以下3つが紹介されています。
- 株式
- 債券
- 現金
株式
本書では、株式の中でもインデックスファンドの長期保有を推奨しています。
短期的に売買しない理由は、売買でお金を増やすには2度成功(下がった時に買う、上がった時に売る)する必要があり、お金を増やせる確率が低くなるからです。
また個別株ではなく、インデックスファンドなのか?というと、個別株投資の成功確率が少ないからです。
本書でおすすめしているのは、VTSAX(バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックスファンド)です。
こちらは日本では購入できなく、米国ETFのVTI、楽天証券では楽天VTIなどが相当します。
債券
債券をポートフォリオに加えることで、激しい株式の変動を少し平坦にすることができます。
本書でおすすめしているのは、VBTLX(バンガード・トータル・ボンド・マーケット・インデックスファンド)です。
こちらも日本からは購入できなく、米国ETFのBNDが相当します。
現金
これは説明不要ですね。
銀行預金です。
必要最低限の生活できる金額だけを預金しておけば十分です。
銀行預金は超低金利なので、使わないお金を置いておいてもお金を増やしてくれるわけではないので、無駄です。
本書では、必要最低限の預金以外は投資に回すことを推奨しています。
2つの資産形成フェーズ
今自分がどのフェーズにいるかでポートフォリオを決めるのが良いと紹介されています。
紹介されているのは、
- 資産を積み上げるフェーズ
- 資産を維持するフェーズ
です。
詳しく見ていきましょう。
資産を積み上げるフェーズ
生活費を除いた余りをすべてVTSAX(バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックスファンド)に投資して、資産を積み上げます。
「すべての卵を1つのかごに入れて、そのことを忘れましょう」
投資では、保有している資産を見張り、いじくりまわすようなことをすればするほど、うまくいかなくなります。
かごにたくさん詰め込んだら、いったんそれについて考えることをやめましょう。
目が覚めたら、お金持ちになっています。
「かご」はVTSAXです。
資産を維持するフェーズ
株式は短期的なリスクが高く、長期的な利回りが高い資産です。
資産を維持するフェーズでは、債券を混ぜることで、利回りは下がりますが、平坦な運用ができます。
本書のおすすめは、株式75%、債券20%、現金5%の割合。
以上、今回は私の投資の教科書「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」を紹介しました。
長期投資の基本的な考え方が詰まっている良書だと思います。
Youtubeなどで無料で十分な知識は得られますが、書籍でも勉強したいという方はぜひ一読ください。